台風が残していったもの

2018年9月最後の日から10月1日にかけ、台風24号が日本縦断していった。

私の住む町でも樹木が倒れている姿を目にしました。
落葉樹は紅葉もしないで木を冬の姿に変えてしまったように寒々しい



木から引きちぎられた葉が道路に散乱し吹き溜まりに積もっています。


庭の木が倒れてしまい(そうだ。。。このタイミングに無くしてもいいかな…)と思う人もいると思います。

思い入れのある木なら起こして植え直そうか…とも思うのかもしれませんが、
でもその前によく考えてみてください。

なぜ倒れる木と倒れない木があるのでしょうか。

・ニュースになる倒木はどういうところに植えられていたか。
・折れた樹木の断面を見てみよう。

例えばhttps://mainichi.jp/graphs/20180929/hpj/00m/040/004000g/1
↑毎日新聞ニュースこの木の根、張ってますか?
小さな植栽スペースに植えられた樹木の根は土を求めて下へ伸びます。なぜなら横方向には砕石しかないから。

根を下へ下へと伸ばすと地上部の幹は反対に上へ上へと伸びるのです。そして高い場所にある枝葉は、このような台風で強い風を受けてしまうと、根が幹自体を支えることができずに倒木してしまうのです。


普通の場所に植えてある、土が周りに十分にある場所の木なら、横に根を伸ばし地上部の枝葉にかかる圧力をものともせずがっしり立っていられるのでしょうが、こんなに小さなスペースに植えられた樹木に我が身を支えることなどできないのです。


また、老木が倒木してしまった映像がありましたが、その映像を見ると、幹の内部が虫などの荒らされていることが分かります。
そうやって倒木する木には何かしらの理由があるです。

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今日は小さな植栽スペースに植えられた樹木の伐採に行ってきました。

風向きによっては倒木してしまいます。

植栽スペースが樹木の枝張りに対して小さすぎるのですね。
左の写真の左側にある木が倒木しています。なんだかわからないですよね

植えられていたところはこんなところです


植栽スペースの大きさは樹木の大きさに許容範囲があるということです。

正面の樹木も一緒に伐採してしまったのでがらんどうですね




台風が来てみてわかる樹木の根の様子。

私たち人間は樹木を自分たちの考えの枠にはめ込んで、いいように、勝手に植えているのだということ。
台風の置き土産として考えに置いておかねばいけないのかもしれませんね。



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