研修からも。フォーカルポイントについて


人間なんて、あったことをすぐに忘れちゃう動物ね(私が忘れっぽいだけだったりして)


先日12/5にグリーンアドバイザーの研修に行ってきました。

「英国ガーデニングの最新事情」-知らなかったイングリッシュガーデン-
たくさんのお話をぎゅっと詰め込んでお話しいただきました。

舘林先生ありがとうございました

舘林先生が代表をされている、花咲園芸総研のリンクです
http://hanasaka-engei.com/


 日本の庭もそうだけど、庭というものはその土地土地の気候風土や、その地の特性から育まれる植物や、土や石や動物でうまーく構成されている。


 その上に人間の生活様式や、考え方、宗教観みたいなものまで関係してくる。

 それは私も長くこの業界にいて、そこを見落とすとろくなことがないことはよくわかる。

日本の庭も、いろいろな事情から雑然とする。

ホームセンターに安く販売され、普及している商品のセンスのなさ!色の悪さ!

…もうそれを購入して庭に置いてあるだけで「庭は雑然にしましょう」と言っているようなものですから。環境の美的センスも問題なんですよねー


イギリスの美しい、素敵だと言われるゆえんをたくさんお話しいただきました。


さて、いつものことながら、日本の庭の「美的センスを貶める原因、3種の神器」

緑プラスチックのじょうろ、青いプラバケツ
青いホース
白いプラ鉢





フォーカルポイントって、平面の庭の中の立体物、植物の中にただ一つの人工物
そのほかにも、自然の色合いの中に一つある人工的な色。ってのもあります。

一つの庭の中にこうたくさんフォーカルポイントあっちゃ雑然と見えて当然でしょ?

見える工夫と見えない工夫は大事ですよね 




それをプラスチックから別の天然素材、または自然界によくある色の材質に変えるだけで、美的センスは一段上がるってものね。

*じょうろはアルミ…経年変化で少しさびてくると味がありますね
 持ち手がプラでできていないアルミのバケツ。これもじょうろと同じ経年変化は楽しみですね





*ホースはまず何のために使うのか考えること。水やりの方法はほかにないか考えること。地面に這わすタイプの水やりならば不自然な「青」や「緑」を避け地面の色に同化する色を選びましょう。

*水やりはじょうろで楽しみながらやるって手もありますよね


*買ってきた植物が入っていたプラ鉢、その場で捨てたら?
「何かに使うかもしれないし…」
 使いません!!!



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